すべてをコントロールすることはできないし、のんびりする時間も大事

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9連休、遠くに出かける予定などはないので何冊かの本を読みました。その一冊がオリバー・バークマン著「限りある時間の使い方」です。

40代になり「時間を大切に使わなければ」という思い、またコロナ禍で心配性がひどくなったせいか「こういう風に事が進めば完璧だ」と計画を立てる癖が強くなっているのですが、第6章(P129)の

すべてをコントロールしたいという欲求を捨てて、とにかく進んでみるしかない

にははっとしました。また、第1章(P42)には

自分には、限界がある。その事実を直視して受け入れれば、人生はもっと生産的で、楽しいものになるはずだ。

ともあります。不安の裏返しかもしれませんが、時間・物事をコントロールしようとし過ぎな自分について考えさせられました。もう少し心を楽に、そして心配事を手放すのが良さそうです。

もう1つ大きな印象に残っているのが第9章(P173)の下記の一節です。

何の役にも立たないことに時間を使い、その体験を純粋に楽しむこと。将来に備えて自分を高めるのではなく、ただ何もしないで休むこと。

近年仕事・ジム通い以外のことをした時に「これをやって何の役に立つのだろう」「これをやって何の意味があるのだろう」と妙なことを考える様になっていました。福山にUターンしてからは毎週の様に空港に通い写真を撮って気分転換をしていたのですが、最近はほとんどそういう時間がなくなりました。(ジム通いで体力を使いすぎというのもあります。)しかし、この本等を読んで周りを気にせず、自分のやりたいことをもう一度思い切りやってみては?と考えました。

自分のやりたいことは何だろう?と就寝前にスマートフォンを手放して「ルーク・オザワのヒコーキ写真の撮り方 ミラーレスカメラ編」を開いたらワクワクする様な写真が掲載されていて、10月の3連休は羽田空港へ撮影旅行に出かけてみようかな?と思うようになりました。