2020年を振り返る

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ついに2020年も最終日。今年は1月3日にインフルエンザを発症し1週間寝込むところから始まり、コロナ禍の影響で定期的にスポーツクラブに通うことができない日が出る、そして11月1日には10年前と同じような低血糖発作で救急車を呼ぼうかと思うほど苦しむなど、体調が不安定な日が続きました。低血糖問題はあれこれ試して最終的に「自律神経失調症」と分かったのですが、仕事以外はなかなかやりたいことができない日々でした。しかし、コロナにかかることなく無事に年末を迎えられただけでも今年は良かったと思う方が良いのかもしれません。

旅行に出かけることを夢見る日々

2月1日には横浜アリーナで開催された『MISIA BIG BAND ORCHESTRA SWEET & TENDER』に出かけましたが、それ以降ほとんど福山近辺から出ることはありませんでした。東京・横浜に出かけたのは遠い昔のように思えます。「来年は沖縄に行けるかな?」とか「今まで行ったことのないところに行ってみよう、体験したことのないことを体験してみよう」と夢を持つ日々でした。同時に「来年はまだコロナが終わりませんね」なんてコメントをもらうと結構イライラしました。コロナ禍が来年終わるかどうかは確かに分からないにせよ、夢を持つのは自由だし、夢を持たないとやってられない・気が沈む、と思うのです。

書き出すとキリがないと思いますが、夢はいろいろと持っています。

Apple製品を購入して新しい体験を得た

旅行に出かけられなかったこともあって新しいApple製品を購入しました。

  • iPad Air 256GB(第3世代・認定整備済製品)
  • iPhone 12 Pro 256GB
  • AirPods Pro
  • Apple Watch Series 6

中でもAirPods ProとApple Watch Series 6には驚かされました。

まずAirPods Proをスポーツクラブで装着すると、ランニングマシンでドタドタ走っている周りの人の音がほぼ聞こえなくなり、静かな空間を手に入れることができたのです。自宅で仕事をしている時にTime Machineのバックアップでハードディスクがゴリゴリ音を立てているのもすごく気になるタイプなので、この静かさは衝撃的でした。装着した感じもバッチリです。

Apple Watch Series 6は低血糖問題の関係でどのぐらい活動をしているのか詳細に計測したいと考えての購入だったのですが、アクティビティの記録以外にもAirPods Proと連携して音楽を聴くことができる(スポーツクラブでBGMとラジオ体操をスピーディーに切り替えることができる)、天気や気温の情報にすぐアクセスすることができるなど、目から鱗が落ちる思いでした。自律神経失調症で緊張しすぎて心拍数が異常に上がっていることもリアルタイムに知る事ができました。

もちろんアクティビティが毎日iPhoneで確認できることも身体を動かすきっかけに役立っています。
画面キャプチャ:iPhoneで1週間のアクティビティを表示している画面

時計はやはりクォーツ式や機械式でしょう、みたいな固定観念を持っていたのですが、固定観念を破ってみると新しい世界を手に入れることができました。

思い切りの悪さから損をしている可能性

低血糖発作を起こした翌日、エムスリー株式会社が運営する「アスクドクターズ」というサービスを利用しました。そのことがきっかけで「インターネットを活用し健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らすこと」という企業理念に共感しエムスリー社の株式を購入しました。ただ、最初10株から購入してあとから結局90株追加するなど、思い切りの悪さから無駄なコストを払ったり、得られるはずの利益を得ることができなかったりしました。

その時、「もしかすると仕事や日常生活でも恐る恐るバットを振るようなことばかりしていて、バットをきちんと振り切れていないのかも」というようなことを思うようになりました。9月に自己肯定感や主導権の話を書きましたが、「やりたいことを思い切りやってみる」ということをもっと意識していきたいと考えるようになりました。

完き人(まったきひと)であれ

年末年始休暇に読み始めた雑誌「週刊東洋経済 2020年12/26-2021年1/2新春合併特大号」に渋沢栄一氏に関する記事があり、以下のような一節がありました。

栄一の教えに、「知情意」というものがあります。これは「知識だけではなく情熱や情愛を備え、流されない意思を持った完き(まったき)人であれ」ということ。ゼロから1を生み出せる、とがったリーダーも必要ですが、事業を長く続けて発展し続けるには、バランス感覚を備えた「完き人」が欠かせません。

僕はとがったリーダーを目指すよりは、事業を継続・発展させるエンジンとなるバランス感覚を持つ人を目指す方が合っているように思いましたし、なんだか気が楽になったような気がします。

2021年も引き続きコロナ禍で大変なこともあるかと思いますが、健康で、そして完き人を目指して行動していきたいと考えました。まずは無事に春を迎えることがマイルストーンかな。