もう少し先、4月ぐらいかなと思っていたのですが、Data API バージョン2.0を搭載したMovable Type 6.1が登場しました。作業をしようかなと思っていたら、ニュースの所に告知が出ていて少し驚きました。
早速このブログもMT 6.1にアップグレードを実施。VPS上でパッケージファイルを解凍し、cpコマンドでざっくり上書きした後、アップグレードウィザードを走らせ、無事アップグレードが完了しました。
Data API バージョン2.0になってエンドポイントも増え、Searchエンドポイントもできていますが、lib/MT/DataAPI/Endpoint/v2/Search.pmを見るとuse MT::App::Search;
とあるので、mt-search.cgiと同等の動きをするのでしょうか。/mt/mt-data-api.cgi/v2/search?search=[keyword]&IncludeBlogs=1
でmt-search.cgiと同じ結果が返ってきたことからもそう考えました。であれば、カスタムフィールドの検索をするには、やはり独自に拡張する必要があるなと思いました。
とはいえ3倍にも増えたAPIで、DATA APIの可能性は大きく広がったのかなと思います。MTDDCの時もつぶやいたのですが、あとはどう使うかですね。なかなか思い浮かばないですが...。昨日気付いたのは、MAUS - Movable Type Data API Client for OS Xがとても便利なこと。何か少し違う景色を見た感じでした。
そんな感じでData APIのことを色々考えていたら、癸巳に思うCMS(コンテンツ管理システム)の行く末 | コラム | ミツエーリンクスの記事を見返すに至りました。2013年秋の記事ですが次のように書いてあり、改めて読んで「おおっ」と思いました。
フロントエンド技術の進化やモバイルコンピューティングの広がりに対応するため、従来のHTMLをベースとしたページ単位のウェブサイト管理ツールから、より本質的なコンテンツ(データ)管理機能にフォーカスして、柔軟なデータ操作機能を提供するREST APIサーバにシフトする動きとも考えられます。
また、長谷川恭久さんも昨年末ポストCMS時代のコンテンツ管理で同じようなことを書かれていました。MTもこれから先、ポストCMS時代のCMSとしてさらに進化していくのでしょうか。
CMSは奥深い世界で難しいなと。日々色々な意見が飛び交っていますし...。